「寛容」「甘さ」「優しさ」の違い
寛容、甘さ、優しさ、
これらの言葉は似たように使われますが
少しいや大分違います。
まず、動機となる目的が違います。
それによって、自分と周囲が得る結果が違ってきちゃうんですね。
・動機、目的
↓
・それによる、自分の態度、行動
↓
・自分と周囲が得る結果
こんな感じ。
では、「寛容」から見てみましょう。
1-1動機
相手の思考、気持ち、立場を知りたい。
1-2態度、行動
相手の存在そのままを受容する態度。
自分と相手は、違う立場で違う意見だが
そのままで良いという態度。
(根底に他人と自分は違う生き物だという意識がある)
1-3結果
自分と相手は、違うまま、そのままでOK!
自分もOK!相手もOK!
だから、平和な世界になります。
次に「甘さ」
2-1動機
相手に嫌われたくない
2-2態度、行動
嫌われたくないので、NOが言えない。
(根底に自分は悪いなど、引け目を感じている)
2-3結果
自分はNO!相手はOK!
自分の公平さ、正しさを貫けない態度から
相手は、ルールやモラルの低下を引き起こし我儘になっていく。
ゆえに、不平等で、カオスな世界になります。
最後に「優しさ」
3-1動機
相手を助けたい
3-2態度、行動
相手の立場、心に共感し、
相手の役に立つことを言ったり、やったりする。
(根底に自分と相手は、同じだという意識がある)
3-3結果んーーーー、優しさの結果はとても色んなパターンがある気がします。
難しいです。
立場的には「助ける強い側の自分」と
「助けられる弱い相手」という
力関係のアンバランスを生んでしまいます。
なので、助けた相手が自立心や良心があるタイプなら
感謝してくれたりなど、心をくれたり
次はこちらが助けられたり等の相手からの働きかけにより、
アンバランスさが無くなり、
良い関係を作っていくことができると思います。
しかし、助けた相手が依存するタイプだと
助けられるのが当たり前になり
弱さを武器にルールやモラルの低下が起きます。
「弱く横暴な相手」と「助けなくてはいけない自由のない人」
と、力関係の逆転が起こります。
優しさというのは
力のアンバランスを生んでしまう所があるのです。
それを平等、公平にしていかないと
平和な世界にしていくのは難しいのだと思います。
以上、3つの言葉の違いでした。
ふー、スッキリした。